子はかすがい
長く夫婦をやっていると色んなことがある。いつまでも新婚同様とはいかない。むしろ意見が違って喧嘩をする事の方が多い。
知り合いの人たち(近所の人やお客さんなど)は皆一様に私たち夫婦を非常になかのよい理想的な夫婦だと思い込んでいるみたいだ。
(ほんとはそうなりたいと思っているのだが)特に結婚したての若夫婦が事務所にきたら大抵こういう。「将来はひろみさんみたいな夫婦になりたい」、、、、、、、と。
(隣りの芝生は青く見えるというけれど実際はちょっと違うんだけどなぁ。)確かに私たち夫婦は一日で23時間一緒にいる。ということはW/C以外はいつも一緒にいるということなのだ。
女房の同級生などが来てよく言う「あんたぁ、よう一日中、一緒に居れるわねぇ、私なんか旦那と二人っきりだったら一時間ももたんわ」とか大きな声でいってくれる。私にとってはその一言はすごいストレスの解消になる。
夫婦喧嘩したあとは二三日は女房は二階で一人で寝ているが、大体が寂しがり屋なので長くは持たない。そのうちなんだかんだと訳のわからないことを言って、いつのまにか一つ布団で一緒に寝ているのに気がつく。
喧嘩を売ってくるのはたいてい女房のほうだ。いつも古い事やつまらない噂話などが元でそれは始まる。そのまま放っておくとそれを根掘り葉掘りしているうちに疑心暗鬼に陥って自分で自滅する形で最悪の精神状態に陥っていく、そして喧嘩をし掛けてくる。
それをいままで何十回も繰り返したのだが笑ってみているわけにも行かない。自分の女房なのだから仕方がない。しかし女房はどちらかと言うと鬱ではない。
むしろ躁のほうだと思うが女には生理があるから心が不安定になることがある。喧嘩の理由はだいたい決まっている。仕事に完全に呑まれているので精神的余裕がすくないのがその理由だ「私よりあなたの方が暇なのは何故?」とよく言ったりすることからそれが分る。
今の現状ではどうにもならないことだ。女房が私の顔を張り手で叩いた事が2回ある。ふざけていたのか本気か分からないが痛かったから多分本気だったのだろう。それに対して私が女房を叩いた事はまだない。
結婚以来いちども無い “私は牛年だから良く考えてから行動する方だ(頭の中身が乱雑なので長時間かけて良く考えてもたいした意味はないのだが)、だから怒っても女房には絶対手は出さない
。女房は平気でわたしに手を出すが。胸のふくらみを感じるくらい抱きしめてからゆっくりと離し女房の顔のしわを見ては涙ぐむ。それを女房は見逃す。女とはこういうものかもしれない。
男の心の半分もわかってくれてないのかもしれない、、、、、とか思うのは私がまだ女心を良く知らないからなのだろうか?なんだかんだと言っているうちにも年をとり子供が大きくなってきた。いまごろはもう子供がいる時はけんかも仕掛けてこない。
子供にみられたらみっともないとか考えているようだ。お陰で子供が毎週のように家に帰ってくる最近は、喧嘩を売られる事も無くなった。しかしストレスは前にも増してたまっている様で苦しそうな顔を見せる事がある
。肩など揉んで慰めるしかないのが現実だ。逆上して離婚を口にした事も何回かあったし、別居を口にした事もあった。しかし3日もしないうちにもとに戻るのはやはり子供がいるからだろう。
昔の人が子はかすがいとか言ったがほんとにそう思う。まだもう少しの時間、喧嘩しながら仲良くやっていかないといけない。
ドイツの哲学者が言っていた「永いこと結婚を続けていると、女房を殺してやろうと本気で思う事が三回くらいある。どの夫婦にも必ずある。無いとしたら愛情もないのだ」とか言っていたがそう思ったりする。
愛情が強ければ強いほどそれに対する反面感情も強いという事だろう。でも今でも私は女房を殺したいくらい愛している、、、、、、、、、、、、、、、、かな?