コラム
 

 

62   ちょっと裏

政治家、金融関係の人、役人などが老人であり地位も名誉もある人が逮捕され警察に連れて行かれるのをテレビでやっている。

なぜあれほどの人物があんなつまらないことで、、、、、、とか思ってしまう。しかしとっかえ、ひっかえ一向に減らない。この人たちはポリシーはどこかで失ってしまったのだろうか、それとも今回は事件に巻き込まれただけなのだろうかと考えたりする。

かくいう私ももう少年ではない。今までばかげたことを言ったり、やったりしてきたがもうそろそろやめないといけない。近隣の人が細い眼をして額にしわを寄せて (目が点の状態)私のことを見出したからだ。

特に私の女房殿はすでに私のことを7割くらい精神異常と思っているのだろう、無視して相手にしてくれなくなった。原因はこのホームページかもしれない。それとて今となってはどうにもならない。

だから余計仕事に逃げるわけだがでもいくら市民権のない私の業界と言っても私が知る限り逮捕されそうな人もされた人もまだ居ない。

何の仕事をしていてもそうだろうが仕事はただ黙って一生懸命にやっていれば報われると言う古きよき時代は太平洋戦争以前に終わってしまった。

今では日本自体が世界に冠たる国になるほどに文化が進みすぎたせいか、もう隣の人が何をしていても分らなくなってしまった。

尤もこれは昔からそうだったのかな(秋深し、隣は何をする人ぞ)そんなことだからといって私たちが何をしても言いと言うわけではない。

昔は印刷屋は偽札を印刷しない。旋盤工が鉄砲を作らないと同じレベルに車屋がフレームナンバーの打刻を操作しないと言うのは最低のモラルだった。

しかし最近、警察無線を傍受して事故現場に行き事故車のナンバープレートをメモに書き取って帰り、後日陸運事務所でその車の車検証を手に入れて住所氏名を調べ所有者の自宅に行き、

まったく価値のない大破事故車を3万とか5万で買取り、それと同型の車を駅前から盗んできてフレームナンバーとナンバープレートをつけ替えて遠くのオークションに売り飛ばすというのが一時流行ったが

これは警察の「大事故車のその後の追跡レポート」などの努力により大破車が不正に再生される事は殆んどなくなったと言ってよい。

しかし完全になくなったわけではなく大掛かりな組織による大量不正がなくなっただけで全部が消えてなくなる事は難しい。大掛かりな不正再生は過去私が知っている限り三回あったが、三回とも暴力団が関係して行われたようだった。

でも今頃の暴力団はよく勉強していてこんな泥臭い方法では仕事をしなくなってきたらしい。水面下よりさらに事件が発覚しにくい地面下を這うような仕事をしていると耳にした。

その最先端がどこからともなしに無差別に高級車を盗んできたらそれにはもう手を加えないでそのままナンバープレートを外して発展途上国へ輸出してしまうらしい。この方法なら足がつかず、大量にさばけるので手間がかからないので良く行われているらしい。

あくまでイギリスやアメリカでは、ばれるので国交の少ない地域が選ばれる。これに手を妬いているのが保険会社だ。車両保険がかかっていたら全額払い戻さなければいけない。

台数が多いので大変だ。だから今頃は車両保険の引き受けが出来ない車種が出てきだした。余りに多発する盗難に保険会社はくたびれてしまったのである。

セルシオやランドクルーザーなどの、この闇の世界の人気車種は保険会社が保険の引き受けを嫌がることがある。日本は世界一治安の良い国といわれていたのはずっと昔の事だから仕方のないことかもしれない。

今頃は不法滞在の外国人が多いせいか、いつでもどこでも変な事件が多発していて警察庁は業を煮やして、とうとう警官を3万人増強するなどと言いだした。

なぜ犯罪を犯しにくくするのか、なぜ警官が四六時中うろうろ歩いていたら犯罪が起きなくなるだろうと考えるのだろうか。本末転倒していると思ったりする。

小学校で道徳の授業がなくなって久しい。聞けば高校も倫理の時間がなくなったと大分前に聞いた。犯罪を起こさせなくするより善行をしやすくする社会環境の構築はむりなのだろうか。

今の日本、ゲリラ的な考え方をする人が成功していて正攻法でいく人は疎んじられている。寂しい限りだ。

私はがんばってみたいと思っているのだがいつまで続くやらわからない長引く不景気の下では風前の灯だ、、、、、、、、、、。

次へ続く

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