コラム

82  昼あんどん?

今頃、真昼間からヘッドライトをあかあかと点灯して走っている車を多くみかける。何の為に点灯しているのかどんなに考えても適切な答えが見つからない。

今年は非常に寒いのに全く風邪も引かないくらい頭が悪い私が、いくら考えても、らちがあかないのはわかっているのだが、いい年をしてこんなことを人に聞くわけにも行かないのでそのままになっているのだが、誰か知っている人がいたら教えてくれないかなぁ。

ライトをつけっぱなしで走行している車は決まっていて大抵、長距離の大型トラックかタクシードライバーである。どちらにしても運転のプロであり自分から事故に巻き込まれそうなタイプの人たちではないのは確かだ。

これを見たとき最初はトンネルを出たときの消し忘れたのだろうと思っていた。しかし今頃になってよく見て見ると運転席の窓ガラスの所にライト点灯中と書いた板をはめているのでわざわざやっている事が分ってきた。対向車のパッシング対策だろう。

夕方に早めに点灯するのは効果が確かにある。黒い色の車などはてきめんだ。しかし長距離の大型トラックを真っ黒に塗装したのは滅多にいない。

大抵は白く塗ってある。ライトをつけることによって自分の存在を他者に知らせる事はできるだろう。しかし白い大型トラックは別にライトを点けなくても遠くからでも良く見える。

そしてライトを点ければそれだけエンジンに負担がかかりCO2などの排出量もガソリンの消費量も増加するのは間違いない、国内の車がみなそうしたらスモッグも増えるだろう。

輸入する石油の量は増えるだろうから石油会社は喜ぶかも知れないが、環境庁は頭を痛めるだろう。そうまでしてライトを点ける意味がどこにあるのだろう。確かに新免、古免(老人)、最近事故ッた人、又はネズミ捕りにかかった人、および事故で通院中の人などはしたほうがいいかもしれない。でも私はこのことに対して非難しているのでは無い。

メリットとデメリットを考えたら何の為にやるのか分らないだけだ。こんな事も分らないやつは黙ってみて居れと言われる御仁がいらっしゃるかも知れないが、このことによってバイクの昼間点灯がすっかり意味をなさなくなってしまった。

警察庁が長い時間かかってやっと定着させたバイクの昼間点灯が個人の感情のために何の意味も無く打ち壊されようとしている。ご存知と思うが車と車がぶつかっても搭乗者はそうそう怪我をするものではない。

ゴアボデ―やエアバッグもABSもシートベルトもあり更にドアのなかには頑丈な鉄パイプが入ったりしていてなかなか乗員が怪我するまでにはならないようになっている。

それにひきかえバイクの安全装置といったら寂しい限りで、わずかヘルメットだけだ。あまりに無防備すぎると思う。だから車に巻きこまれてしまったらすぐに転倒して骨折などが起きる。

これを恐れてバイクの昼間点灯を警察庁が指導してきたのだが、皆がライトを点けたのでは用を成さなくなってきた。困った事だ。

バイクの巻き込み事故が多発しないうちに何か善後策を考えて新聞にでも投書しないといけないとか思ったりするのは私の頭が乱雑な為だろうか。恐れ多い事だから、たかが修理工場風情がその筋に啓蒙活動などをしようとは思はない。

ただ私は保険の代理店をしているのでうちのお客さんに事故がおきないように祈るだけである.そしてバイクの巻き込み事故が起きるとバイクの人は転倒して怪我をし、車の運転者は人身事故の加害者となって罰金、停止または免許取り消しになったりして、いい事は全然無いのである。

そして人身事故は物損事故と比較してダントツに損害額が大きいのである。理由はバイクが事故にあうと運転者などが死亡する確率が高いからである。その結果支払い保険金が増える。

めぐりめぐって来年あなたが払う車の任意保険料が高騰するという事になる。これは嘘でも仮説でもない。実際そうなる可能性が高くなってきているのだ。車の保険料と言うものはこういう風に決まっていくのだ。

関係ないと思われている私たちにも少なからず影響する訳だから強いて私がここに書いたりするのだ、誰かこれを見た頭の良い人は対策を発表して欲しいし。掲示板にでもレスしてくれたら嬉しい。

どうしたらいいか皆で考えよう、、、、、、、、、、、、!!

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